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食の安全通信簿 34

34回目。 前回の続きです・・・・。

前回は、「食の安全通信簿」の「データ」が作られるまでの話でした。
「関東地方のスーパー」の依頼で、博多・名古屋・秋田の3工場に「インスペクター」が訪問し、
「評価シート」と「目標設定シート」が送付されるところまでを書きました。

ここで、「システムに対する誤解」を避ける為に少し付け加えておきます。
①スーパーから工場に対しては、「フードチェーンの安心・安全の為の情報共有のお願い」という
 形での「依頼文」と、「システム内容のご紹介」の案内文が届くだけです。

(「弱いものイジメ」や「強制」のニュアンスで捉えられるとおかしな話になってしまいますので、
 このあたりの、伝達の仕方で、最初は苦労しました・・・、ハイ。)

②工場のサイドでは、「費用 対 効果」の視点からの選択になります。
 このあたりは、「13」 「14」 「15」 で書きました。
(最初は、6万円の費用が「高い」 「安い」の話になる事も多かったですね、正直な話・・・。
でも、「26」 「27」で書いた様に、「日本全国に情報発信をするチャンス」 「販売戦略としての
利用」の側面を理解する事が出来た会社は、システムの導入を決定します・・・。

実際の話、「この工場の製品は、非常に衛生管理の行き届いた工場で製造されています。」という
「第三者の視点での評価」が、インターネットを通じて、日本全国で見られる訳ですから・・・。 

これは余談ですが、関西地方のある会社の「データ」を「サンプル」として、中国地方の量販店で
見せた所、関西の会社宛に「商品のサンプル送付の依頼」が入って来て、ビックリされた経験が
あります。 「こんなに遠くの県から問い合わせが来たのは、初めてです!」との事でしたが、
現在の「情報」と「物流」を組み合わせて、「真面目に取り組んでいる人に光が当たるシステム」を
構築した狙いは、このあたりにある訳です。

で、話を少し戻します・・・。
博多・名古屋・秋田の各工場に送られた「データ」。
これは、各工場のいわば「個人情報」ですので、スーパーに対する対応も様々です。
「結果が出ました、見て下さい。」と、すぐに、送られる工場もありますし、「いやー、今回は、
色々と改善点が分かったので、これを参考にして・・・・・・、すみませんが、次回の分から送らせて
下さい。」なんていうのもあります。(笑)

「食の安全通信簿」の「システムの流れ」、ここまでは、ご理解を頂けましたか・・・・?

今回の話の中では、博多・名古屋・秋田の3工場だけでしたが、これと同じ事を「総ての商品」に
対して、徐々に拡大していく訳です・・・・。

経験から書きますと・・・、最初の数品目はスーパーからの「直接の依頼」、徐々に拡大していく
過程では「中間物流業者」さんとの協力体制、という例がほとんどです。
(中間物流業者さんにとっても、「自社で扱っている商品」の「他社との差別化」にとっては、
「第三者機関のお墨付き」は、格好の「販売ツール」になりますから・・・・。)

一方、スーパーでは、「生活者に対しての告知」の準備を始める訳ですが・・・・・・・。

すみません、長くなりすぎたので・・・、続きは次回です。

            文責   沖村 政昌

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食の安全通信簿 33

33回目です。

先日の「夕方のニュース番組」で、取り上げられて以来、アクセス数が増えている様です。

かなり長くなってきたので、このあたりで1回、「まとめ」を入れておきます。
このブログに、初めて来られた方の為の・・・・・・、簡単な「要約」です。

「食の安全通信簿」って何なの? っていうのを、まず書きます。

「食の安全通信簿」は、「食品の製造・加工現場の衛生状態」を、「第三者が立ち入りで検査」し、
「グラフ」や「表」のような「目に見える形」で「点数化」をして、ひとつのフードチェーン全体の
「食品の安心・安全」に貢献していこう、という試みです。

日本の食品業界では、初めての試みなので、「イメージがつかみにくい」と思われた方は、
「TVニュースの映像」をご覧下さい。
↓↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=fa9BwUFMOXo

「全体のイメージ」は、理解して頂けましたか・・・?

例えば、あなたが関東地方に住んでいるとして、あなたの町にあるスーパーが、このシステムを
取り入れたとします・・・・。
話を簡単にする為に、そのスーパーでは3品目の食品を扱っていたと仮定しましょう。
「博多の明太子」 「名古屋のきしめん」 「秋田のきりたんぽ」の3品目です。

「食の安全通信簿」に依頼があると、全国各地の「協力会社」(このブログの「9」を、ご覧
下さい)から、「インスペクター」と呼ばれる検査員が各工場に出向きます。
博多の「明太子の工場」 名古屋の「きしめんの工場」 秋田の「きりたんぽの工場」の3カ所の
「データ」がこれで出来上がって来ます。
(具体的な「データ」を見たいと思われた方は、下のリンクのページへ、どうぞ。
一部ですが、匿名で公開してあります。)
↓↓↓

http://www.sfood.jp/

ページの中程の「検査結果統計資料」をクリックすると、「データの一部」を見て頂く事が出来ます。

出来上がった「3社のデータ」は「工場の衛生管理の状態」を「目に見える形に表したもの」です。

(この時点で満点を取れる工場は、少ないですし、又、満点を取る必要もありません。)

このあたりの考え方は「13」 「14」 「15」 あたりに書いておきました。
「検査費用の話」や、「検査を受ける事で生じるメリット」についても書いてあります。

次に、それぞれの会社の「データ」は、インターネット経由で、各会社に送られます。
詳細に、項目毎にチェックされた「評価シート」と、「改善目標」ごとに、色分けされた
「改善目標シート」です。

受け取った各会社では、それに「優先順位」を付けて、出来るところから取り組みを始める訳です。
「お金をかけなくても、すぐに明日から出来る項目」 「お金はかからないけれど、時間のかかる
項目」 「お金も時間もかかる項目」など、このあたり、各社の内容は色々です。

で、一定の期間(3~4カ月)を過ぎて、再度の「検査」で「改善の進捗状況」を「再チェック」して
いく、というサイクルになります。

ちょっと、長い文章になって来ていますね・・・・。
「データ」が、あなたの町のスーパーに送られる話や、あなたの目にとまる話は、次回に書く事に
しましょう・・・・・・。

               文責   沖村 政昌

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食の安全通信簿 32

32回目です。

今回は、「世間からの批判」と、それに対する「対抗手段」について書いておきます。
「危機管理の方法」と言い換えてもいいかも、知れません。

今回の「食品関連業界の一連の不祥事」に対して、「世間からの批判が集中した会社」と、
「批判は受けたがすぐに沈静化した会社」の二種類がありました。
この違いは、どこにあったのか、という話です・・・・・・。

いわゆる、「世間の視点」 「世間の判断基準」はどこにあったのでしょう・・・・・?

ちょっとひねくれた見方ですが、「仮説」を立てて検証してみましょう。

仮説①
「世間の多くの人は、「全力を尽くした上での失敗」や、「ベストを尽くしている事が明白な状況
にもかかわらず、事故が起こってしまった場合」に対しては、強い批判はしない。」

仮説②
「上記の条件を満たしている場合には、逆に擁護する側に立つ事を望む。」

とりあえずの「仮説」ですが、いかがでしょうか・・・?
この「仮説のモノサシ」で、今回の色々な会社の事例を測ってみると、何となく見えて来るものが、
ありませんか・・・?
とは言うものの、現在進行形の事例については、具体的な社名を書く訳にはいきません。

それでは、「過去の事例」を、このモノサシで測って、検証してみましょうか。
「○印乳業」の場合は、このモノサシでは、「NG」ですね。
とても「全力を尽くして・・・・。」なんていう状況では無かったと思えます。
で、結果として「世間の批判」が集中し、舞台に立ち続ける事が、出来ませんでした。

逆に、「グ○コ・森○事件」の場合は、「仮説②」が顕著になったケースでした。
全国のスーパー・コンビニの棚から商品が撤去され、「売り上げ」は激減。
「もうダメか。」と思われましたが、「世間」は擁護に回りました。

「1200円分」の商品をビニール袋に詰め、「1000円パック」と称して、社員が街頭に立ち、
「ご迷惑をかけておりますが、私たちはベストを尽くしています。 不正やゴマカシはありません。
私たちの製品を買って下さい。」と呼びかけました。
結果は、ご存知の通りです・・・・・。

「温故知新」という言葉がありますが、
過去の事例から何を学び、それに対してどんな行動をしたかを、「世間」は見ています。

で、あなたの会社はいかがでしょうか・・・・・・・。

キーワードは ①「情報の公開」②「トレーサビリティ」③「第三者の視点」 の3つです。

「食の安全通信簿」は、お手伝いが出来ると考えております。

続きは、次回です。

               文責   沖村 政昌

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食の安全通信簿 31

31回目です。

今回は、「システムを考える人間」の「視点」はどこを見ているのか、という話を書きます・・・。

私の中での「イメージ」としては、「プロの料理人」という感覚で捉えています。

生まれて初めて見る食材(例えば、「魚」)に出会った時に貴方はどんな反応をしますか・・・?
「あれ、こんな魚がいるんだ。」とか「ふーん、これって食べられるのか。」が普通の人の反応。
大抵の人は、ここまでで止まってしまいます。

プロの料理人は、違います。 瞬間的に「イメージ」を作る事が出来ます。
「まず、三枚におろして・・・・、半身は煮付けにして、残りの半身は焼いて・・・、こんな感じの
器に入れて、一緒に添える野菜はこんな感じで・・・、アクセントにはあれを添えて・・・・・。」
なーんて考えて、「料理の完成品」を頭の中で作る事が出来ます。
もう一段上のレベルになると、「残りの材料で、もう一品作って無駄なく使うには・・・・。」まで
考えます。 「残った骨とアラは汁物に仕立てて・・。」なーんてな具合です。
いつもこんな感じで、「イメージ・トレーニング」をやっている訳です。

一般のニュースや、出来事なども、上記の「視点」から見る様になります・・・。

で、なんでこんな事を書いたかというと・・・・・、昨日、ちょっと気になるニュースが・・・・。

某コンビニエンスチェーンの親会社が、店舗の近隣の商店や会社に向けて「つり銭パック」を
届けるサービスを始めるんだそうです。

このニュースを読んだ時に、「とうとう来たな」と思いましたネ。
話の入り口は「つり銭パック」ですが、一緒に持って行けるものが沢山ありますよネ・・・・・。
「毎日のお弁当」から「おせち料理」の予約、「ひなまつりケーキ」も「クリスマスケーキ」も・・・。
もしかしたら、他にも色々と・・・・。

なんせ毎日、確実に顔を合わす訳ですから、「訴求力」は強いと思いますよ。
「今度、こんな感じのお弁当を発売しますんで、良かったら「つり銭パック」と一緒にお届けして
みましょうか?」とか「おせち料理、今だったら5%引きですから予約のチラシ置いておきます。」
とかね・・・・。

日本全国で、宅配のお弁当を扱っておられる会社の経営者の方へ、ちょっと質問・・・。

「対抗手段」はお持ちでしょうか・・・・???

えっ、「うちの県には、○ブン・イレブンは無いから、大丈夫。」って・・・・・・?!

いや、そういう意味の話ではないんですが・・・・・・。

続きは、次回です・・・・・・。

                文責   沖村 政昌

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食の安全通信簿 30

30回目です。

「食品業界」 「食品関連業界」の多くの会社から、お問い合わせを頂きましたので、今回は
「業界」 「関連業界」の方々に向けて、少しまとめを書いておきます・・・・・。

「食の安全通信簿 28」に書かせて頂いた内容と、若干、重複する部分はご容赦下さい。

今の時代、食の安心・安全」「社会の要請」になって来ているのは、ご存知の通りです。
某洋菓子メーカーの「内部告発」から始まった流れに、他の会社の「不祥事の連鎖」が拍車を
かけ、新聞・TVの報道も過熱。 ネットの書き込みに至っては「信用していたのに、騙された・・。」
「もう買わない。」から始まって、「不買運動の呼びかけ」や「昔、僕(私)がバイトしていた食品の
工場でこんな事があって・・・。」なんていうのまで出てくる始末です。

で、これに対する業界の方々の「書き込み」も様々でして・・・・。 
「賞味期限・消費期限はおおよその目安」 「100%安全な食品は、存在しない」から始まって、
「もったいない、の精神はどこにいった」だの「金さえ払えば、何でも言った者が勝ちの風潮が
間違っている」となって、あげくの果てには「2ヶ月くらいで忘れるから、大丈夫。平気、平気」
なんていうのまで、ありました・・・・。

ここで、業界の名誉の為に、一言。
業界の多くの方は、
「今回の事件を(他山の石)として捉え、自社の内部改革の好機としたい。」とのご意見でした。

そこで私は、現状のピンチをチャンスに変える「キーワード」として、次の3つを掲げました。

それは、①「情報の公開」 ②「トレーサビリティ」 ③「第三者の視点」 の3つです。

この「切り口」に、非常に多くの方からご賛同を頂きました。 (ありがとうございました。)
で、多くの会社から、お問い合わせを頂く事になったのですが・・・、
ちょっと、「交通整理」が大変になって来たので、少し内部情報を書いておきます。

*実は、地区によっては、JV(ジョイント・ベンチャー)の形で数社の企業が手を組み、
「農場から食卓まで」、一連のフードチェーン総てをサポート出来る仕組みを作り、営業を開始
している所もあります。(「食の安全通信簿」も含めてですよ、当然。)
一例は、こちらに。 (2月5日付けの文をご覧下さい。)
↓↓↓↓
http://syokuhin-supporter.cocolog-nifty.com/sceg/2007/02/post_b11e.html

こちらのページに入られて、「資料請求」のコメントとメールアドレスを残されると、
折り返し、ご案内の為のメールが届きます。

(注)一般の方が、面白半分で書き込まれると混乱をしますので、このページの先に隠れている
会社(グループ)について、ちょっと補足しておきます。

「食品業界関連」で思い付く会社・財団法人・社団法人・連合会等です。

「HACCPの専門家」 「ISOの専門家」 「残留農薬の解析をする会社」 「HACCP手法支援法
関連団体」 「ISO・HACCP認定、研修機関」 「細菌検査の専門機関」 「ペストコントロールの
専門会社」 「添加物の関連商社」 「食品工業用の洗浄剤の会社」 「HACCPの高度化認定
取得工場をいくつも手がけている建設会社」等々です。

おかしな例えですが、今話題になっている「某洋菓子メーカー」の工場をそっくり丸ごと
(内部のプラントまで含めて)建て替えて、「HACCP高度化認定取得工場」に出来るくらいの
「経験」と「ノウハウ」と「実績」のあるグループです。

まとめておきます・・・・・。
目に見えない部分では、もう取り組みが始まっています。(会社としての戦略がありますので、
表に出す時期を狙っているだけですヨ。)  表に出て来た時に「大きな差」になっているのに
初めて気付いた、なんてことにならない様に・・・・・・・・・。 

続きは次回です・・・・。

              文責   沖村 政昌

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食の安全通信簿 29

29回目です。

16000件のアクセスを2ヶ月間で頂きました。  最初に御礼を申し上げておきます。
ありがとうございました。

昨年の12月の「ノロウイルス」問題から、最近の食品会社の不祥事まで、「食品業界」が
非常に騒がしかったので、その影響だと考えています。
(ある意味、アクセスの伸びが、嬉しいような悲しいような・・・・・、複雑ですね・・・・。)

で、最近の食品業界の「不祥事」を、単なる「偶然の連鎖」と見るか、「時代からの警鐘」と
見るかで、企業の対応が大きく変わって来るのではないか、という事を書いてみます。

おかしな言い方ですが、昔の「不祥事」には 「同情の余地」 があった様な気がします。
事業の成長の為には多少の事には目をつむらなければならない、という「暗黙の了解」みたいな
部分があって、まわりの人達も、「不祥事」や「事故」に対して現代より寛容であった様に思えます。

(誤解のない様に書いておきますが、20年~30年前の話です。)

ある意味、「貧しさ」が根底にあったのかもしれませんし、「成長」や「豊かさ」というキーワードの
前では、「ケアレスミスに対しては、お互い様だから、徹底的には追求しない。」という「時代」
だったのかも知れません。

しかし、「時代」が警鐘を鳴らし始めました・・・・。
「食の安全通信簿 27」にも書きましたが、「不祥事」に対する世の中の反応が、大きく変わって
来ています。 「事故」や「不祥事」が非難されるのは当然ですが、もう一歩踏み込んだ部分、
つまり、「この企業は、どのような姿勢でビジネスに取り組んでいたのか。」が問われますし、
また、「事故を未然に防ぐ為に、どの様な仕組みを持っていたのか。」まで、話が及びます。

上記のような疑問が、生活者から発せられた時に、企業として回答出来る「仕組み」を持って
いるかどうかで、その後の展開が大きく違ってくる時代になっているのだと思います。

現場をチェックする為の、「第三者の視点」は有効だと思われませんか・・・・・?

続きは次回です・・・・。

               文責   沖村 政昌

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食の安全通信簿 28

28回目です。

相変わらず、TVや新聞が、にぎやかな様子で・・・・・・。 いささか、食傷気味です・・・・・・。
今度は ISO の審査機関の体制にまで、火の粉が拡がりそうな勢い・・・・。(ヤレヤレ・・。)

で、前回の続きにからめて、「本質は何ですか?」を、ちょっと書いてみます。

ここから先は私見ですので、もしご意見があればコメントを寄せて頂ければと思います・・・。

「食品関係の工場」(広義な意味での「会社」も含めます。)を健全に運営していく為に
現在、必要とされている「キーワード」は次の3つだと、私は考えています。

それは、 ①「情報の公開」 ②「トレーサビリティ」 ③「第三者の視点」  の3つです。

「危機管理」の方法と言い換えても、いいかも知れません。
と言うか、実は「食の安全通信簿」のシステム構築の底流にあるのが、この考え方です。
この3つが円滑に機能していれば、「問題」が大きくなる事は無いと考えています。

追記しておきます・・・・。 
おかしな言い方ですが、「問題」は常に起こる可能性があります。
(実際に現場で仕事をされておられる方であれば、この感覚は理解して頂けますよね。)

一番最初、「問題」は「小さな異変」の形で姿を現わします・・・。(ん、ちょっとおかしいな・・?)
この時点で、誰かが気付いて是正をすれば「問題」にはなりません。

でも、それを見過ごしてしまうと「小さな異変」が時間とともに「普通の状態」に変わってきます。
それにまた「小さな異変」が重なって、よりおかしな「普通の状態」に育って来ます・・・。
その上にまた「小さな異変」が重なって・・・・・・・・・・・。  あとは、お分かりですよね。

具体的な事例を書いていくと長くなるので、省略しますが、「一番最初の状態」と、
今日現在の「普通の状態」の間には、働いている人の「感覚」「意識」まで含めると、大きな
差異や乖離が生じている場合が多いものです。
これは「内部監査」の手法では、まず発見出来ません。
なぜなら・・・・、もう、お分かりですよね。   そう、「第三者の視点」が無いからです。

で、「問題」が発見されたからといって、それで終わりではありませんよね。
今度はそれを「改善」や「修正」をして、「解決」しなければいけません。
その時の出番が、「変化」や「経緯」を時系列で捉える事の出来る「トレーサビリティ」であり、
「社内」「社外」に対する、「連絡」「報告」「告知」を含めた「情報公開」になる訳です。

おかしな言い方ですが、この3つが円滑に機能すると、「危機」を乗り切れるばかりでなく、
逆に、市場や、生活者からの「信頼」や「支持」を得る結果になります。

最近の例では、某家電メーカーの「石油ファンヒーターの回収のお願い」というのが、ありました。
これでもかと思えるくらいに、告知が繰り返され、TV・ラジオ・新聞で連呼されました。
私の友人の一人は「ここまでやったら、事故が起きても世論はメーカーを支持するネ。」の一言。
危機管理の原点は、この対応だと思います。

こんな例を書くと、「あそこはお金があるから・・・、ウチは無理。」 いるんですよね、こういう人が。
では、この事例はどうでしょう・・・。
ある都市の「調剤薬局」で、「薬」と間違えて「劇薬」をお客様に手渡してしまった事件・・・。
「調剤薬局」の主人が即座にTVの各局に電話。 TV・ラジオは「臨時ニュース」や「テロップ」を
流し、パトカーで町中に呼びかけて回る騒ぎになりました。
結果、どうなったかと言うと、「劇薬」は無事に回収されましたし、「調剤薬局」の主人の元に
どこからも請求書は来ませんでした・・・・。

「原理・原則に則った行為」に対しては、称賛はあっても、非難はありません。

それとも・・・、某洋菓子メーカーや某ガス湯沸かし器メーカーと同じ対応を・・・・・・・・???

続きは、次回です・・・。

              文責   沖村 政昌

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