食の安全通信簿 12
12回目です。
食品を加工している会社の方や食品会社の営業の方からメールを頂きました。
実際の現場で、働いておられる方の苦悩やジレンマも色々と書き綴ってありましたのでちょっと、
要約を書いておきます。
心を落ち着けて正月にゆっくりと・・・、なんていうのは「夢物語です」
「おせち料理」を扱っている関係で、正月でも自宅で携帯電話を持って「待機状態」、お酒も飲めま
せん。 クレームの電話でもあれば、飛び出さなければいけません。 年明けの数日が過ぎて、
「今年も、何も無かった・・、良かった・・。」と思える頃には、もう仕事に追われている状態で・・・、
これが何年も繰り返されてストレスになっています。 「行楽弁当」や「おせち料理」の時期には、
「憂鬱」になって、ふさぎこんでしまいます・・・・・、という話や、
自分は食品会社の営業なのですが、自社の工場の中に入った時に、(ここは、もう少し整理整頓
をして、作業をして欲しいな。)と思える部分は確かに感じますが、しかし上司には言えませんし、
言っても多分、聞いてくれません。 最近になって、『怖いな』と思ったのは、そんな周りの環境に
「段々と何も感じなくなった自分」に気付いた事です。 (後輩からの指摘でした。)
行政の不祥事などのニュースを見ると「第三者機関の必要性」が言われていますが、食品業界も
必要だと考えています。 「分かっているけど、誰かに言われないと、なかなか出来ない。」のが、
多くの会社の現実ではないでしょうか・・・・、というご意見や、
「カット野菜の加工をしています。 生菌検査の結果が思わしくないので、思い切って(ウン千万の
投資で)水質を改善する設備を導入し、「これなら!」と思える製品に仕上がったので地元の
量販店に商談に行って、ガッカリ。 「価格」の話ばかりで、「品質(清潔度)」の話は、一切ナシ。
運良く、他社からの引き合いで別の取引先が見つかったので助かりましたが・・・・・、
あのまま行ったら、「合成保存料」「防腐剤」「着色料」っていう話だったなあと・・ゾッとします。」
という打ち明け話まで・・・・・・。
「分かっているけど、余裕が持てない」の内情や、「慣れの恐ろしさ」の指摘、「背に腹は代えられ
ない」の心の揺れまで・・・・・、色々と送って頂きました。
で、次回からは具体的な解決の方法を、書いてみようと思います。
まずは、一番お問い合わせの多かった「費用対効果」の話から、始めましょう。
では、次回で・・・・。
文責 沖村 政昌


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